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ところてんは渡来食品ですが、寒天は日本生まれです。17世紀半ば、現在の京都市伏見で旅籠屋を営んでいた美濃屋太郎左衛門が発見した
と伝えられています。真冬にところてんを戸外に置き忘れたところ、夜中の厳しい寒さで凍り、日中にとけて水分が抜け、また凍ってはとけ、これをくり返すう
ちに、ところてんより白く、海藻のにおいも消えて、「寒ざらしのところてん」、寒天が誕生した
のです。ちなみに、
寒天の命名者は黄檗宗の開祖、隠元禅師だと
いいます。
美濃屋が始めた寒天は角寒天だったようです。細寒
天が誕生したのは18世紀半ば。美濃屋で修行した宮田半兵衛が、郷里(現在の大阪府高槻市)で製造を始め、近隣の農家の副業として広めたと
いいます。
細寒天は18世紀末には、長崎から中国に向けて輸出されました。以来、細寒天はもっぱら輸出に向けられ、角寒天は国内
向けだったといわれています。
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